石破茂首相が衆院を解散し、衆院選を行う意向を示していることを受け、安保法制の廃止などを求めるグループ「市民連合」の女性でつくる「フェミブリッジ」は7日、立憲民主、共産、社民の3党の国会議員に、ジェンダー平等を実現し、差別と暴力を根絶する政治への転換を求める要望書を手渡した。

ジェンダー平等の実現などを呼びかける市民連合の関係者と、要望書を手にする国会議員たち

 要望書では「金権政治やカルト教団との癒着を続ける現政権の下で、ジェンダー平等の実現はあり得ない」と糾弾。性差別をなくす法整備や女性差別撤廃条約選択議定書の早期批准などとともに、野党共闘を求めた。  国会内で要望書を受け取った野党側は、ジェンダー平等に向け趣旨に賛同し、市民連合と手を携えて取り組む意向を示した。  フェミブリッジ事務局の西山千恵子さんは「ジェンダー平等は平和憲法がしっかり守られ、立憲主義を尊重する社会でこそ成立すると考える」と指摘。「要望書を各党へのブリッジにしてほしい」と話した。(山口登史) 

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