記者会見で発言する被団協の田中熙巳代表委員。右は和田征子事務局次長=7日、東京・永田町

 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を訴え、被爆者や市民団体が参加する「核兵器をなくす日本キャンペーン」が7日、都内で記者会見を開いた。来年2月8、9日に東京・広尾の聖心女子大で「被爆80年 核兵器をなくす国際市民フォーラム」を開催すると発表し「核兵器の非人道性を改めて明らかにし、廃絶に向けできることを考えたい」と強調した。

 フォーラムには国内外の市民団体や専門家、核実験被害者らが参加し、各国とオンラインでもつなぐ。「被爆の実相」「被害者援助と環境修復」などを議論。来年3月の核兵器禁止条約第3回締約国会議への提言を取りまとめ、日本政府の条約参加への機運を高めたいとしている。

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