東京都新宿区百人町4丁目の集合住宅で6日午後10時55分ごろ、8階の一室に住む40代の男性から、「母親の顔にタオルがかけられている」と110番通報があった。警視庁によると、住人の原田千鶴さん(89)が寝室のベッドで仰向けで横たわっており、その場で死亡が確認された。同居する千鶴さんの80代夫と連絡がとれていないといい、警視庁が行方を追っている。
戸塚署によると、千鶴さんは夫と息子の3人暮らし。6日午前に出勤した息子が帰宅したところ、千鶴さんの顔にタオルが置かれ、布団がかけられた状態だったという。息子が110番通報した。
隣室のダイニングテーブルには、父親から息子にあてた便箋(びんせん)2枚が置かれ、事件性を疑わせる内容が書かれていたという。父親と息子が千鶴さんを介護していたという。
現場はJR高田馬場駅から南西に約900メートルの住宅街。(福冨旅史)
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