地震で倒壊した木造家屋を再現し、閉じ込められた人の救助訓練ができる装置を東京の企業が開発し、熊本県菊陽町で6日開かれた防災イベントで公開した。消防団員13人と災害派遣医療チーム(DMAT)5人が実際に装置を使って救助訓練を体験、効果を実感した。
企業は「減災ソリューションズ」。元警官で警察庁所属時に熊本地震の対応に当たった加古嘉信社長が救助事例を検証し、開発を進めた。
この日行われた訓練は1階の空間部分に3人が閉じ込められたと想定。消防団員が2階の床部分にのこぎりで穴を開け、DMATメンバーが脚を挟まれた状態のダミー人形に点滴と薬剤を投与してから救助する流れを確認した。
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