総務省消防庁は、冷暖房機能付きの高機能エアテントを全国の消防に追加配備する方針を決めた。能登半島地震で全国から駆け付けた緊急消防援助隊の一部が、厳しい寒さの中で寝泊まりせざるを得なかったことを踏まえ、環境改善を図る。
主力となるテントは5メートル四方で、気密性や保温性の高い構造。エアコンや発電機のほか、折り畳みベッドや寝袋、間仕切りなどが完備され、最大8人が寝ることができる。
消防庁は2022~23年、全都道府県の消防に計200台を配備していた。ただ、能登半島地震では1日最大2千人規模が救助・捜索活動などに参加したため数が足りず、暖房設備のないテントを使った部隊もあった。
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