テレビ番組などで親しまれ、食育の推進に努めた料理研究家の服部幸応(はっとり・ゆきお、本名染谷幸彦=そめや・ゆきひこ)さんが4日、死去した。78歳。東京都出身。同日、自身が理事長を務める東京都渋谷区にある専門学校で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。病死とみられる。  立教大卒。服部栄養専門学校を運営する服部学園(東京)を両親から継承し、1981年、理事長に就任した。90年代のグルメブームをけん引した「料理の鉄人」など、多くのテレビ番組に出演。バラエティー番組やドラマ、映画の料理監修も務めた。  料理界のご意見番として活躍し、食の重要性を説き続けた。2005年の食育基本法制定に尽力し、内閣府の食育推進会議委員や全国調理師養成施設協会会長などを歴任した。  20年、旭日小綬章。著書に「食育のすすめ」など。


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