静岡県の鈴木知事は、5日「ボーリング調査」が行われている山梨県早川町の地下およそ900メートルの現場を山梨県の長崎知事とともに視察しました。
リニア中央新幹線をめぐっては、静岡県の川勝前知事が大井川の水資源などへの影響を懸念して着工を認めず、トンネル工事現場周辺の「ボーリング調査」についても中止を求めてきましたが、ことし5月に就任した鈴木知事は先月、流域の自治体の承諾が得られたなどとして、調査の実施を了解するとJR東海に伝えていました。
山梨県での調査は静岡県との県境から257メートルの地点まで掘削が進んでいて、鈴木知事は、JR東海の担当者が調査で湧き出た水の量を計測する様子などを確認していました。
視察を終えた鈴木知事は「流れ出る水の量は少なく、調査はしっかり管理されているので、県民も安心できる状況だ」と評価しました。
山梨県の長崎知事は「両県の県民のリニアへの理解もきょうをきっかけに進んでいくのではないか。1日も早い実現を期待したい」と述べました。
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