この展示会は、東京・千代田区の法務省で開かれているイベントのブースの1つとして行われていて、オウム真理教の事件やかつてあった施設などの写真、後継団体の活動に関する資料などおよそ40点が展示されています。

このうちヘッドギアは、公安調査庁によりますと、電流を流すことで元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚と同じ脳波に近づくとされていました。

6年前に松本元死刑囚ら13人に死刑が執行されましたが、いまも後継団体の「アレフ」でヘッドギアが修行の一環として使われるなど、活動が続いているということです。

事件で夫を亡くした高橋シズヱさんも会場を訪れ、「私たちは事件をきのうのことのように覚えていますが、知らない世代も増えています。現物を見ることで、当時のことを想像しやすいのではないかと思いました」と話していました。

公安調査庁の北村裕介第二課長は「事件は地下鉄や普通の住宅街で起きた。今後も起こりうるという認識を持ってもらいたい」と話していました。

企画展は5日午後3時半まで法務省で開かれています。

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