ETCが普及し、有料道路を現金で通行する人が減っているのに、通行料金を毎日集配しているのは過剰だとして、会計検査院が本州四国連絡高速道路(本四)に対し、警備会社などとの契約を見直すよう求めたことが4日、分かった。検査院は集配のスリム化で2100万円余りを節約できたと指摘している。  本四は本州と四国を結ぶ3ルートを管理している。通行料金として支払われた現金は一時的に料金所の事務室に保管し、集配を警備会社などに委託。現在は週7日、32カ所ある事務室を全て回って集配しているという。  検査院によると、本四の現金収入額は13年度の約46億円から、23年度は約27億円まで減少していた。


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