宮崎空港では2日、駐機場と滑走路を結ぶ誘導路で戦時中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾が突然、爆発しました。

国土交通省によりますと、宮崎空港は旧海軍の飛行基地だった場所にあり、不発弾はこれまでも繰り返しみつかっています。

こうしたことを受け、国土交通省は宮崎空港のほか同じように旧日本軍の施設だった場所にあり不発弾がみつかっている、仙台・福岡・那覇の合わせて4つの空港で緊急の調査を行うと明らかにしました。

宮崎空港で不発弾が埋まっていたのは誘導路の両端にあり、滑走路や誘導路と比べてアスファルトの厚さが薄いショルダーと呼ばれる場所で、調査ではこうした場所を中心に磁気を発して地中の金属をみつけ出す磁気探査機を使って調べるということです。

斉藤国土交通大臣は4日の閣議のあとの記者会見で「負傷者はいなかったものの、航空機の運航の安全に影響を及ぼしかねない事案だった。速やかに磁気探査を実施するよう指示を出した」と述べました。

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