東京都足立区は3日、同僚の職員にセクハラ行為をしたとして係長(40代)を停職6カ月の懲戒処分とし、発表した。また、職員から被害を知らされながら、所属長に報告しなかったとして当時、被害者の上司だった課長(50代)を戒告処分とした。
区によると係長は2019年8月、異性の同僚の職員と2人で飲食店に行き、職員にキスを3回繰り返し、退店後にホテルに行こうと手を取った。職員は当時、直属の上司だった別の係長(現・課長)に被害を報告。だが、職員から「誰にも言わないでほしい」と伝えられたことから所属長に報告しなかった。
職員がその後、体調不良になり休んだことなどで、セクハラ行為が発覚。2人とも区の調査に対し、内容を認めているという。区は「処分を受けた職員や被害者が特定されないように」との理由で性別などを明らかにしていない。(中村英一郎)
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