イスラエルと親イラン民兵組織ヒズボラの戦闘が激化するレバノンからの邦人退避に関し、防衛省制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は3日の記者会見で「現時点では(退避は)可能だと考えているが、中東情勢は急速に悪化している。邦人らの安全な輸送、保護のために万全を期したい」と述べた。  木原稔前防衛相は9月27日、外相の要請を受けて自衛隊の輸送機をレバノン近隣のヨルダンとギリシャに派遣するよう命令。3日朝、航空自衛隊のC2輸送機2機が空自美保基地(鳥取県境港市)を出発した。両国で準備を進める。  自衛隊法は外国での騒乱や災害などに際し、邦人保護のため自衛隊を派遣し、輸送することを認めている。


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