埼玉県所沢市で1日にあった強盗致傷事件で、埼玉県警に逮捕された男3人のうち1人が「前日に東京都国分寺市で強盗に入り、報酬をもらった」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。両事件に共通の指示役がいるとみて、警視庁と県警は共同捜査を始めた。

◆匿名性高いスマホアプリ通話機能で指示受け

 捜査関係者によると、国分寺の事件では約500万円が奪われていたことが分かった。両事件では、実行役が匿名性の高いスマートフォンアプリの通話機能で指示を受けたとみられることも判明。国分寺の現場近くから走り去った車2台は、所沢の現場付近で押収された。  県警によると、所沢の事件の3容疑者はいずれも「闇バイトに応募した」と容疑を認め、うち1人がアプリの通話機能で「逃げたら殺すと言われた」と供述している。9月18日にはさいたま市の高齢者宅で緊縛強盗事件があり、民家の窓ガラスを割って侵入し、住人を粘着テープで縛るなどの手口が似ていることから、両事件と同じ指示役が関わったとみている。  警視庁は、同28日に東京都練馬区の住宅であった強盗事件との関連も調べている。 

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