投資ファンド運営会社「IDIインフラストラクチャーズ」(東京都港区)の元代表が業務委託を装い知人の会社へ不正送金し、会社に損害を与えた疑いが強まったとして、東京地検特捜部が関係先を家宅捜索したことが2日、関係者への取材で分かった。不正な支出は数千万円規模に上るとされ、特捜部は押収した資料を分析するなどして実態解明を進めるとみられる。  同社が関係する民事訴訟記録などによると、元代表は2014~20年に在籍。知人の会社との間で投資環境を巡るリポート業務に関する委託契約があったよう装い、数千万円を送金した。大半は元代表が実質支配したとされるシンガポールの法人に移された疑いがある。


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