埼玉県所沢市の住宅に複数の男らが押し入り現金を奪った事件で、県警に強盗致傷容疑で逮捕された40代くらいの男が、秘匿性の高い通信アプリを通じて指示を受け、犯行に及んだといった趣旨の供述をしていることが1日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、交流サイト(SNS)などでつながる匿名・流動型犯罪グループ(匿流)と関連があるとみられる。県警は現場付近にいた別の男2人にも事情を聴くとともに、他にも関与した人物がいるとみて行方を追っている。
犯行に使われたとされる車のうち2台は、9月30日に東京都国分寺市で発生した強盗致傷事件で使用された車両と同一とみられ、警視庁などは2事件の関連を調べている。また同28日に東京都練馬区の住宅で起きた強盗致傷事件との関連も捜査している。
埼玉の事件では10月1日午前2時5分ごろ、所沢市北野新町の住宅に複数人の男らが侵入、住人の男性(85)と妻(83)を粘着テープで縛り、男性を刃物で切り付けてけがを負わせ、約8万円を奪ったとされる。
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