気象庁は1日、東日本と西日本の9月の平均気温が統計を開始した1946年以降で最も高かったと発表した。偏西風が日本付近で北寄りに蛇行し、勢力の強い太平洋高気圧に覆われる期間が長かった。35度以上の猛暑日を観測した延べ地点数も最多だった。

10月は暑さが和らぐものの、平年と比べて高温傾向が予想される。

気象庁によると、9月の平均気温は東日本が平年(2020年までの30年平均)を3.2度、西日本は3.4度上回った。いずれも歴代1位の高温だった。沖縄・奄美は過去最高に並んだ。北日本を含む全国の平均気温は23年に次いで高かった。

全国914の観測点で9月に猛暑日を観測した地点数は延べ1452地点。現在の統計の手法となった10年以降で最も多かった。

今夏(6〜8月)は23年と並び平均気温が過去最高。9月も高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温が上昇した。気象庁は日本周辺の海面水温が記録的な高さだったことも厳しい残暑の要因になったとみている。

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