気象庁の庁舎

　台風１７号は３０日、小笠原諸島に最接近した。１０月１日は伊豆諸島から関東の東を北上して、２日には温帯低気圧になって北海道の東に進む見通しだ。１８号は大型で非常に強い勢力でバシー海峡を西寄りに進んだ。２日には進路を北寄りに変えて台湾付近に進み、３日ごろには暴風域を伴って沖縄に接近、警報級の大雨となる恐れもある。 　気象庁によると、１７号の影響で小笠原諸島の父島では最大瞬間風速２６・０メートルを観測した。１８号は台湾付近で勢力を落とすと予想されているものの、沖縄では徐々に風が強まり、先島諸島は暴風域に入る可能性がある。 　３０日午後３時現在、１７号は父島の西北西約１３０キロを時速２５キロで北へ進んだ。中心気圧は９９８ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は２０メートル、最大瞬間風速は３０メートル。１８号はバシー海峡を時速１０キロで西北西に進んだ。中心気圧は９３５ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速７０メートルで、中心から半径１５０キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域。


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