この花火大会は、いまも町の大部分で避難指示が続く双葉町の復興につなげようと、福島煙火協会が地元の住民たちと協力して開催し、およそ4500人が会場に集まりました。
海岸沿いの道路からあわせて1万発の花火が次々に打ち上げられると、訪れた人たちは大きな歓声をあげていました。
会場では花火の打ち上げにあわせて双葉町の住民から寄せられた復興へのメッセージが読み上げられたほか、地震や記録的大雨に見舞われた石川県能登地方の花火師から提供された花火も打ち上げられました。
訪れた人たちは、夜空を彩る花火を眺めながらそれぞれの地域の復興を願っていました。

二本松市から家族で訪れた30代の女性は「こんなにスケールが大きい花火を見ることができて感動した。もっと復興が進んでほしい」と話していました。
また、地元の行政区長の高倉伊助さんは「地区で亡くなった人や震災以降の苦労が花火とともに脳裏に浮かんできて胸がいっぱいになった。双葉町が復活に向けて進む活力になったと思う」と話していました。

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