ゆりあげ港朝市協同組合の桜井広行代表理事(左)の講話を聞く石川県立輪島高の生徒たち=28日午前、宮城県名取市

 能登半島地震や今月の豪雨の被災地、石川県輪島市にある県立輪島高の生徒有志と引率教員が28日、東日本大震災の津波被害から復興した宮城県名取市閖上地区の「ゆりあげ港朝市」を視察した。輪島朝市復興へのヒントを探る狙い。  ゆりあげ港朝市協同組合の桜井広行代表理事(70)が講話し、震災の約2週間後に商業施設の駐車場で再開にこぎ着けたことや、飲食店を増やして震災前に比べ客数が約1・5倍に増えたことを紹介。「応援してくれた人たちに一生懸命頑張っている姿を見せたいという思いでやってきた」と語りかけた。  輪島高2年古戸愛美さんは「地震と水害で心が折れている人に自分から働きかけていきたい」と話した。


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