滋賀県の琵琶湖固有の淡水魚「ホンモロコ」が湖岸に押し寄せ、産卵を始めている。  コイ科で体長10センチほど。浅瀬の木や草の根、岩などに卵を産み付ける。25日は朝から昼にかけ波打ち際に数百匹の群れが現れた。パシャパシャと跳ね回って体をぶつけ合い、乱舞するように産卵行動を見せた。  ホンモロコは環境省のレッドリストで、ごく近い将来の絶滅の危険性が高い「絶滅危惧IA類」に分類されている。同県では天敵である外来魚の駆除などに取り組み、近年は産卵数が増加傾向にある。  滋賀県立琵琶湖博物館でホンモロコの生態などを研究する米田一紀さん(39)によると、産卵は例年6月半ばまで続く。


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