1954年9月26日、青函連絡船の「洞爺丸」や「十勝丸」など5隻の船が台風による暴風と高波で転覆、沈没し、1430人が犠牲になりました。
日本の海難史上最悪の惨事となった事故から70年となった26日、「洞爺丸」が沈没した位置から700メートルほどの場所にある北斗市七重浜の慰霊碑の前で慰霊祭が行われ、遺族などおよそ80人が参加しました。
慰霊祭ではお経が唱えられる中、参列者は時折涙を流しながら花が供えられた慰霊碑の前で焼香し、犠牲者に祈りをささげていました。
当時、高校3年生で「十勝丸」に乗っていた父親を亡くした函館市の武山和雄さん(88)は「70年たってもあの日のことは忘れません。この悲惨な事故を知らない人が多くなってきていますが、子ども、孫の代まで語り継がなければならないと感じます」と話していました。
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