警察によりますと、26日午前9時前、広島市西区福島町で「道路が隆起している」などと通報がありました。
消防によりますと現場の交差点付近では水道管が破裂したとみられ、道路が陥没して直径30メートルほど、深さ1メートルほどの穴があいているということです。
また、周辺の建物が傾いて外に出られない人が複数いるという情報も寄せられ、消防が現場で避難誘導を行って午前10時半前に全員の避難が完了したということです。
現場は住宅や工場などが建ち並ぶ区域で、茶色く濁った水が道路から湧き出ているのが見えるほか、陥没している様子なども確認できます。
現場では現在、交通規制が行われていて、消防や警察などが詳しい状況を調べています。
水道局 破裂したのは水道管とみて対応
広島市水道局によりますと「家の水道から濁った水が流れている」という通報が複数寄せられていることから、破裂したのは水道管とみて対応にあたっているということです。
破裂した水道管は特定できておらず、今後の作業しだいでは周囲で断水が起きる可能性があるということです。
現在、水道局では現場に職員を派遣して対応にあたっています。
定期的に水道管の点検を行っていますが、現場周辺ではこれまでに問題があるという報告はなかったということです。
住民 “地震かと 階段を見たらひびが”
現場の近くに住む82歳の女性は「家にいたらミシミシ音がしていたから地震かなと思っていました。階段を見たらひびが入っていたので危ないと思って携帯と財布だけ持って家を出ました。家を出たら道幅いっぱいの穴があいていました。こんなことは初めてです」と話してしました。
近所に勤務する女性 ”道路沈み 家も傾いていた”
交差点近くの美容室に勤務する30代の女性は「出勤中に深く道路が沈んでいて家も傾いているのを見ました。こんなことは初めてなので、怖かったです。きちんと調査をして原因を解明し、今後このようなことがないようにしてほしいです」と話していました。
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