この展覧会は障害のある人たちの手作りの作品に触れて体験することで、その才能や可能性を知ってもらおうと障害者などを支援している企業が開きました。

会場には全国の福祉事業所などから集めた作品がテーマごとに8つの部屋に分かれて展示されています。

このうち、「和紙の部屋」では、障害のある人が実際にすいて作った透かし和紙が天井や床に展示されています。

桑の木と鳥をモチーフにしたデザインで、光に照らされてゆれて動く様子を寝転がって見ることができます。

また、「神事の部屋」では島根県の石見神楽の演目に登場する、和紙で作られたおよそ15メートルのおろち2体が展示されています。

訪れた人たちは作品に触れて感触を確かめたり、頭にかぶったりして楽しんでいました。

企画した羽塚順子さんは「社会では働けないと思われていた人たちが、反復作業や集中が必要な手仕事に出会うことで可能性が開かれることを知ってほしい」と話していました。

展覧会は東京・港区の「ダイアログ・ダイバーシティミュージアム」で、来月(10月)1日まで開催しています。

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