石川県能登半島の記録的豪雨により、元日の地震で自宅が被災した人が入る仮設住宅団地6カ所で床上浸水の被害が発生、うち輪島市の4カ所が大雨による洪水リスクが高い想定区域に立地していることが24日、分かった。他の団地でも床下浸水の被害があった可能性があり、県や地元自治体が調査する。度重なる被災で入居者の生活再建の遅れが懸念され、県は今後の住まいに関する意向を尋ねる方針。 県の集計によると、豪雨による死者は7人、行方不明者は2人。これとは別に、連絡が取れなくなっている安否不明者は24日午前10時時点で5人。警察や消防などが捜索を続けた。 県などによると、24日時点で床上浸水が確認されている仮設団地6カ所は輪島市5カ所と珠洲市1カ所。このうち輪島市の宅田町第2団地、宅田町第3団地、山岸町第2団地、浦上第1団地は洪水浸水想定区域にある。 宅田町の2カ所は、付近を流れる河原田川が氾濫して団地一帯が浸水、住宅内にも泥水が流れ込んだ。24日、県のボランティアによる泥掃除や家財片付けが始まった。
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