北海道・知床沖の観光船沈没事故で、業務上過失致死容疑などで逮捕された運航会社の社長桂田精一容疑者(61)が「天候が悪化したら、船長の判断で引き返すと思っていた」という趣旨の供述をし、容疑を否認していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。検察が起訴した場合、桂田容疑者に事故が予見できたかどうかや、沈没との因果関係があったかどうかが争点になりそうだ。25日で逮捕から1週間。
運輸安全委員会の報告書や第1管区海上保安本部(小樽)によると、船が出港した2022年4月23日午前10時より前に強風波浪注意報が出ていた。
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