豪雨で浸水被害を受けた石川県輪島市の仮設住宅に到着した災害ボランティア=24日午前

 記録的豪雨に見舞われた石川県能登地方で支援活動に当たる県の災害ボランティアが24日、輪島市に到着した。能登半島地震の仮設住宅が浸水したことを受け、災害廃棄物の運び出しや泥除去の作業を実施。25日以降も続ける。  県内外から参加した約40人が、バスで金沢市から輪島市のボランティアセンターへ向かい、現地での注意点の説明を受けた後、「宅田第2仮設住宅」団地を訪れ、浸水した住宅で作業。  輪島市では21日の豪雨により、元日の地震で家を失った人向けの仮設住宅団地5カ所で、床上浸水が発生した。  豪雨では輪島市と珠洲市で計7人が死亡、珠洲市と能登町で計2人が行方不明となっており、消防や警察、自衛隊が捜索を続けた。国土交通省によると、輪島市などを流れる町野川で2カ所の堤防決壊を確認した。被害の状況を調べている。  輪島市教育委員会は、市内の小学校と中学校計12校を24、25両日に休校とした。校舎や敷地が浸水したため。  日本郵便によると、輪島市、珠洲市、能登町、穴水町では、郵便物やゆうパックの配達に大幅な遅れが生じた。


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