ロシア軍の哨戒機が北海道・礼文島付近の領空を侵犯し空自機が火炎弾(フレア)を発射した23日、道内の漁師や北方領土の元島民からは「おっかない」「残念」と不安や懸念の声が聞かれた。一方、自治体には大きな混乱は見られなかった。
礼文島に近い利尻島の男性漁師(32)は「有人国境離島と呼ばれる場所に住む身として不安だ。水産関係者としてはロシアと良い関係を築けたらなという気持ちだが、そうも言っていられない」とこぼした。
北海道危機対策課の担当者は「職員の招集や自治体への情報収集は特にしていない」と話し、礼文町役場の警備担当者も「住民から特に問い合わせはない」と戸惑った。
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