警察庁によりますと、自転車の“ながら運転”による死亡・重傷事故はことしに入って先月までに全国で22件発生し、去年の同じ時期と比べて10件多くなり、増加傾向が続いているということです。

また、過去5年間に、“ながら運転”で死亡したり、重傷を負ったりした人を年齢別で見ると、19歳以下が53.9%と最も多く、次いで20代が18.6%、30代が13.7%と若い世代が大半を占めています。

ことし11月1日から施行される改正道路交通法では“ながら運転”が禁止され、
▽携帯電話を使用しながら自転車に乗って、事故を起こすなどの危険を生じさせた場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金、
▽危険を生じさせなくても、画面を注視するなどした場合は、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が科されることになります。

警察庁は21日から始まる秋の全国交通安全運動で、“ながら運転”の危険性と交通ルールの順守の徹底を改めて呼びかけることにしています。

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