富山県高岡市は20日、能登半島地震後に亡くなった80〜90代の男女2人を災害関連死と認定した。地震による富山県内での死者は初めて。関連死は石川県と新潟市を含め174人になり、死者は建物倒壊などによる直接死227人と合わせ、401人に上る見込みとなった。
高岡市によると、認定されたのは市内の90代女性と80代男性。女性は地震でガスこんろが背中に当たった後に避難所へ身を寄せた。帰宅後、胸の痛みなどで入院したが、朝食を喉に詰まらせ亡くなった。男性は地震で傾いた自宅で転倒して骨折し、入院。一度は退院したものの、急性大動脈解離で亡くなった。
市の審査委員会が17日、関連死に当たると判断。答申を受けた市が認定した。
関連死に認定された場合、遺族には災害弔慰金支給法に基づき最大500万円が支給される。〔共同〕
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。