19日午後4時半ごろ、相模原市中央区陽光台3付近の下水道工事現場で急に水位が上昇し、男性作業員2人が流された。市によると、下水道管の内側から補強する耐震工事中で、大量の雨水が流れ込んで逃げ遅れたとみられる。市消防局が30代と40代の男性2人の行方を捜索している。
下水道管は、幅と高さがいずれも約3メートルあり、主に雨水を川に流す目的で地下約10メートルに設置された。2人と同じ場所で作業していた複数人の同僚は現場近くの同区光が丘1にあるマンホールから外に逃げたという。
神奈川県警相模原署によると「作業員2人がマンホールに落ちて流された」と同僚男性から110番があった。署は状況を詳しく調べる。現場付近では、消防隊員が複数のマンホールから下水道管に入り捜索を進めた。
当時周辺では雷が鳴り、激しく雨が降っていた。気象庁によると、相模原市中央区で午後4時34分までの1時間に33ミリの降水量を記録した。
現場はJR上溝駅から東約1キロの住宅や飲食店が立ち並ぶ地域。〔共同〕
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