今月12日、日野市の団地近くにあるいちょうの木の枝が落下し、下を歩いていた30代の男性が下敷きになって死亡しました。

この事故を受け、近隣の東村山市では市が管理する樹木を緊急点検することを決め、17日から街路樹などの状態の確認を進めています。

市には日野市の事故のあとに住民から「枯れている木があるので心配だ」といった声も寄せられたということで、18日はその現場に市の職員が向かいました。

点検したのは、小学校に隣接した川沿いに生えている高さ15メートルほどのコナラの木で、職員が目視で内部に空洞がないか確認したり、木を揺らして安定性を確かめたりしていました。

東村山市では今後、市内の街路樹およそ1700本のほか、川沿いの緑地や学校などにある市が管理する樹木についても早急に点検を行い、危険なものがあった場合は早めに伐採することにしています。

東村山市道路河川課の服部浩明課長は「市が管理する樹木のなかには樹齢が50年を超えるものもある。点検を行って劣化の進んでいるものから伐採などの対応をとっていきたい」と話していました。

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