2019年の火災で再建中の首里城(那覇市)の正殿に17日、焼失した「御差床龍柱」と呼ばれる竜をかたどった彫刻の復元品が搬入された。御差床は国王が鎮座する場所の名称で、周囲に取り付ける装飾板「内法額木」も同日搬入された。両方とも25年末までに色付けを終える予定。
御差床龍柱は高さ約1mで阿形と吽形の一対からなる。埼玉産クスノキを素材に沖縄県立芸術大が制作。躍動感のある竜や炎が彫られている。
内法額木を担当した長崎県の彫刻師下村高男さん(72)は「竜の細かいうろこの表現が難しかったが、よく仕上がった」と笑顔だった。
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