北・東日本中心に気温上昇 夏日のところも 熱中症に注意

気象庁によりますと、北日本や東日本では日本の東にある高気圧の縁をまわって暖かい空気が流れ込んでいるため午前中から気温が上がっています。

午前11時までの最高気温は
▽静岡県三島市で26.7度
▽福島県伊達市で25.8度
▽福井県大野市で25.7度
▽千葉県市原市の牛久で25.6度
▽山梨県南部町で25.5度などと各地で夏日となっています。

このあともさらに気温が上がる見込みで、日中の最高気温は
▽山形市や福島市で30度
▽甲府市や長野市で28度
▽東京の都心やさいたま市、福井市で27度
▽札幌市や仙台市で25度などと
ところによって7月下旬並みの暑さが予想されています。

この時期はまだ体が暑さに慣れていないため、気温がそれほど高くなくても熱中症となるおそれがあり、こまめに水分を補給するなど対策をとってください。

一方、26日は大陸から黄砂が飛来し、北日本と東日本の各地で観測されています。

午前10時現在、黄砂が観測されたのは東京・港区や仙台市を含む7つの地点で、このうち物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」は横浜市で9キロとなっています。

黄砂は
▽東日本では26日夜にかけて
▽北日本では27日にかけて
広い範囲に飛来する見込みで、ところによって視程が5キロ未満になると予想されています。

屋外で黄砂が洗濯物に付着するなどの影響が予想されるほか、特に見通しが悪くなった場合は交通への影響が出るおそれがあり、気象庁が注意を呼びかけています。