福島第一原発の2号機では、9月10日から、事故で溶け落ちた核燃料と周囲の構造物が混ざり合った核燃料デブリの試験的な取り出しが初めて行われています。
東京電力によりますと、16日までに取り出し用の装置を格納容器の内部まで伸ばしたうえで、先端に付いたデブリをつかむための器具を、ケーブルを使って格納容器の底付近に下ろしたということです。
17日は、装置の動作や現場の状況を確認する作業が予定されていましたが、作業を開始したところ、装置に4台付いているカメラのうち先端付近の2台で映像が十分確認できない不具合が発生したということで、予定していた作業は実施できなかったということです。
東京電力は、今週前半にもデブリをつかむことを予定していましたが、カメラの不具合の原因を調べるため、18日以降の作業の見通しは立っていないということです。
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