全国で7~8月に起きた水難事故は488件(速報値、前年比35件増)あり、そのうち中学生以下の事故は68件(同19件増)だった。警察庁が13日発表した。中学生以下の死者は18人(同2人増)。魚釣りや水遊び中の事故が多く、警察庁はライフジャケットの着用を呼びかけている。
警察庁によると、水難者は601人(同33人増)。このうち死亡したり行方不明になったりした人は242人(同6人増)で、3年連続で増加した。
中学生以下の事故では、水難者が105人(同1人減)で、全体の17.5%を占めた。このうち死者は18人で、半数が中学生という。
死者・行方不明者が出た事故全体を場所別に見ると、海が117人で最多。河川88人、用水路20人が続いた。都道府県別では、沖縄が13人で最も多かった。次いで東京、富山、福岡が各11人で多かった。
一方、山岳遭難は660件(同78件減)で、統計が残る1968年以降で4番目に多かった。長野が最多の116件で、全体の2割弱を占めた。遭難者は736人(同73人減)。死者・行方不明者は52人(同9人減)だった。(板倉大地)
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