鹿児島県の北薩横断道路の北薩トンネル(全長4・85キロ)で7月、壁面が一部崩落したのは直近の豪雨による地下水圧の高まりが主因だった可能性があることが12日、分かった。県が同日開いた有識者委員会の初会合で明らかにした。現場では高濃度のヒ素を含む水が噴き出しているが、対応済みで周辺への影響はないとしている。  県によると、崩落現場は建設時に大量の水が発生し、対策として岩盤に薬液を注入するなどした場所の近く。土砂流入は全長約120m、体積は約2350立方mと見込む。  初会合では県の担当者が被害状況を説明した後、現地調査を実施した。トンネルは2018年に開通、県が管理する道路の一部。


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