この取り組みは、旅行や出張で訪れた自治体に寄付できるサービスなどを展開する東京のIT企業と協力して京都市が始めました。

旅行などで京都市内を訪れた外国人観光客が、スマートフォンなどから専用のサイトを通じてクレジットカードで寄付を行うと、返礼品として市内の飲食店や施設などで使える電子ギフト券をその場で受け取ることができます。

1万円から最大で100万円までの寄付を受け付け、寄付額の半額にあたる電子ギフト券を受け取れるということです。

寄付は原則、京都市内の景観や伝統産業の維持などに役立てられる予定で、利用者は寄付を行う際に文化の保護や伝統産業の保全など、5種類の使いみちを選ぶことができます。

京都市ではことし12月から取り組みを始める北海道倶知安町の観光協会などとも連携して、広く周知していきたいとしています。

京都市の松井市長は「京都市が観光集中などの課題も抱える中、まちの景観や文化を維持し次の世代に伝えていくために、訪日観光客に観光名所を楽しむだけではない行動を促すプロジェクトだ」と話していました。

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