板橋区の区立前野小学校で開かれた教室で、児童300人を前に講演したのは、足立区の高田香さんです。
高田さんは8年前の2016年2月、小学1年生で7歳だった長男の謙真さんを交通事故で失いました。謙真さんは、下校途中、横断歩道を渡っていた際にトラックにはねられて亡くなりました。
高田さんは「事故当時は、生きている意味がなくなってしまい、家から出ることができなくなるくらい悲しかった。こういう悲しい思いを誰にもしてほしくない」などと、母親としての心情を語りました。
そして「謙真さんは、青信号で横断途中に事故に巻き込まれた」として「信号や左右の安全だけでなく、車のドライバーが自分のほうを見ているか確認してから、道路を横断してほしい」と呼びかけていました。
講演を終えた高田さんは「小さいお子さんでも、自分の命は自分で守ってほしいという思いで話をしました。交通死亡事故ゼロを目指して活動を続けていきたい」と話していました。
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