秋篠宮妃紀子さまと次女佳子さまは10日、東京・日本橋の日本橋高島屋で「草乃しずか日本刺繡(ししゅう)展―源氏物語を花で装う」に足を運んだ。

 日本刺繡作家の草乃しずかさんが、平安時代の物語文学「源氏物語」に登場する女性たちをイメージして刺繡を施した訪問着や几帳(きちょう)など約200点が展示されている。低い身分ながら光源氏の子を宿す明石の君をイメージし、淡い緑色の生地に白い花々を刺繡した訪問着の前では、紀子さまが「ひと針ひと針思いを込めて」と感心。佳子さまも「緑がきれいですね」などと声をかけていた。

 お二人は会場にあった日本刺繡用の針などにも関心を寄せた。草乃さんから糸を通す穴をあけることが難しいことを聞くと紀子さまは「技術が必要」とうなずいていた。草乃さんによると、お二人は「大変素晴らしい展覧会で、感動しました」という趣旨の感想を述べていたという。(中田絢子)

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