25日午前9時すぎ、熱海市の「アタミロープウェイ」で、ゴンドラが突然止まり、乗っていた従業員から「脱出できない」と消防に通報がありました。

消防が駆けつけたところ、ゴンドラは山頂駅の手前50メートル付近に止まったままで、当時、営業開始前だったため観光客はおらず、駅のスタッフや清掃員ら、従業員13人が乗っていたということです。

その後、電気系統の点検業者が山頂駅の電源を復旧させると、およそ2時間後にゴンドラは動き出し、全員、山頂駅で降りて無事でした。

「アタミロープウェイ」は、熱海港と八幡山の山頂を結ぶ全長273メートルのロープウエーで、大型連休などの繁忙期には、一日当たりおよそ2000人が利用するということです。

運営会社は、ロープウエーの運転を取りやめて詳しい原因を調べていて、再開の見込みは立っていないということです。

運営会社の藤原清示支配人は「事故について深刻に受け止めています。安全が最優先なので、原因がはっきりするまでは営業を見合わせて、しっかりと原因を調べたい」と話していました。

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