神戸学院大の上脇博之教授が9日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、東京地検が政治資金規正法違反容疑で告発した林幹雄衆院議員(千葉10区)と関連政治団体の会計責任者を不起訴にしたのは不当だとして、検察審査会に審査を申し立てたと明らかにした。起訴すべきだとする議決を求めた。
審査申立書によると、林氏が代表の「大樹会」は2019年~22年、二階派から政治資金パーティーに伴う裏金計1560万円を受領したのに、政治資金収支報告書の収入などに適切に記載しなかったとしている。上脇氏は、林氏と会計責任者が共謀したと指摘した。
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