穴水町にあるワイナリーは、能登半島地震の影響で貯蔵室などからおよそ1万リットルのワインが流出するなどの被害を受けましたが、建物の修繕作業を進めておよそ4か月後に営業を再開しました。

今シーズンのワイン造りが始まり、9日はワイナリーの隣にある畑で白ワイン用のブドウを従業員が一つ一つ出来栄えを確かめながらはさみを使って収穫しました。

収穫されたブドウはワイナリーに持ち込まれ、専用の破砕機で粒と軸に分けたあと、果汁をしぼる作業が行われました。

ワイナリーによりますと、ことしは天候に恵まれたことなどから糖度の高いブドウが収穫できたということで、例年と同じくおよそ120トンのワインを生産する予定です。

「能登ワイン」の村山隆社長は「被災した従業員も多かったのでワイン造りを再開できるか不安でしたが、今シーズンも生産を開始できたのでほっとしています。ワインを届けることで能登地方が復興に向けてがんばっていることを伝えたいです」と話していました。

このワイナリーの新酒はことし11月中旬から販売が始まる予定です。

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