海上自衛隊の練習艦「かしま」は、若手幹部を含むおよそ350人が乗り、ことし5月から遠洋練習航海を続けていて、5日、ロンドン中心部のテムズ川の川岸に寄港しました。
イギリスへの寄港は2年ぶりとなります。
練習艦で会見した西山高広練習艦隊司令官は「われわれのイギリス寄港が両国の防衛協力や交流をよりいっそう深化させ、ヨーロッパ大西洋地域とインド太平洋地域の平和と安定に貢献し、法の支配に基づく国際秩序の維持と強化につながると信じている」と述べ日英の防衛協力の重要性を強調しました。
練習艦は寄港する際にイギリス海軍との間で通信に関する共同訓練を実施したほか、滞在中は自衛隊による音楽イベントや若手幹部どうしの交流行事なども行われる予定です。
イギリスは3年前にインド太平洋地域に初めて派遣した空母打撃群を来年再び展開することにしていて、海上自衛隊としては今回の寄港を通じてイギリス海軍とのさらなる連携強化をはかりたいとしています。
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