石川県は4日、能登半島地震の災害関連死に関する審査を行い、新たに16人を認定すると決めた。県によると、うち1人は自殺といい、能登地震の関連死として初めて自殺が認定されることとなった。関連死は新潟市の2人を含めた正式認定112人、8月26日に認定することが決まった21人と合わせて計149人になる見通し。

地震による犠牲者は、建物倒壊などによる直接死227人と合わせて376人になる見込みとなった。

県は4市町と合同で計27人を対象に審査し、認定が決まった16人は七尾市7人、穴水町1人、能登町8人だった。今後、各市町が正式に認定する。自殺した人について、県は市町や年代を明らかにしなかった。

認定が決まらなかったうち4人は持病が悪化して亡くなったものの、地震との因果関係が認められないとして不認定と判断された。残る7人は継続審査する。

関連死に認定された場合、遺族には災害弔慰金支給法に基づき最大500万円が支給される。〔共同〕

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