「王座戦」五番勝負の第1局は4日、神奈川県秦野市の旅館に対局室が設けられました。

先に対局室に入った永瀬九段に続いて、藤井七冠が盤の前に座り、振り駒の結果、永瀬九段が先手となりました。

午前9時に対局開始が告げられると、永瀬九段は飛車先の歩を突き、藤井七冠も同様に歩を動かして応じました。

その後、大駒の「角」を交換し、互いに駒組みを進めていました。

去年の王座戦では、当時、このタイトル4連覇中だった永瀬九段を藤井七冠が破って史上初の八大タイトル独占を果たしましたが、今回は永瀬九段がタイトル奪還を目指して藤井七冠に挑みます。

2人は練習将棋を指す研究仲間としても知られ、公式戦の対戦成績は藤井七冠が15勝、永瀬九段が7勝です。

「王座戦」五番勝負は来月にかけて日程が組まれ、先に3勝した方がタイトルを獲得します。

第1局の勝敗は、4日夜に決まる見通しです。

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