厚生労働省によりますと、ことし6月に申請された生活保護の件数は全国で2万100件で、前の年の同じ月に比べて1581件、率にして7.3%減りました。

生活保護の申請は前の年の同じ月と比べると、ことし2月以降は2か月連続で下回り、4月からは2か月連続で上回りましたが、再び減少に転じました。

また、生活保護の受給をことし6月に新たに始めたのは1万7612世帯で、前の年の同じ月に比べて786世帯、率にして4.3%減りました。

生活保護を受給している世帯は全国で165万645世帯と前の年の同じ月に比べて1345世帯、率にして0.1%増加しています。

厚生労働省は「生活保護の申請件数は、直近10年の同じ月で見ると4番目に多く、物価上昇の影響が国民生活のさまざまな面で生じている可能性があり、注視が必要だ。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしい」とコメントしています。

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