東京都は2日、0〜18歳に1人あたり月5000円を支給する「018サポート」について、1205人（対象児童1694人）に計1億2141万円を誤って支給していたと発表した。1人最大で8万円多く支給していた。対象者には電話で順次、返還や次回以降の支給での相殺を求める。
誤支給した対象は複数の方法で重複して申請した人や、2023年度に給付金を受け取り24年度分を改めて申請した人。23年度に受給済みの人は再度の申請は不要だった。受給者から問い合わせがあり、誤支給が発覚した。
重複申請を検知する条件設定に誤りがあった。氏名、ふりがな、生年月日、住所が一致した際に検知する仕組みだったが、マイナンバーカードを使って申請した人については、同カードにふりがなのデータがないため正しく判定できていなかった。
都福祉局の担当者は「規模の大きい事案と認識している。再発防止に努める」と話した。
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