北海道旭川市で2021年3月、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した状態で見つかった問題で、市の再調査委員会は1日、再調査報告書の最終版を市に提出した。概要版は6月に提出していたが、情報漏えい防止策を取る必要があるとして先送りしていた。市は今後、公表方法や範囲を遺族らと協議し、早ければ9月中に公表したい考え。
委員長を務める教育評論家の尾木直樹氏ら委員が同日、旭川市役所を訪れ、今津寛介市長に報告書を手渡した。尾木委員長は「全国どこでも起こり得るものだ」とした上で、「全国の子供たちが希望の未来を描けるよう、いじめ対策の道しるべとなることを願っている」と述べた。
旭川市の今津寛介市長(左)に再調査報告書を手渡す尾木直樹氏=1日午後、旭川市
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