関東大震災から101年を迎えた1日、流言が広がり自警団などに虐殺された朝鮮人らを悼む式典が東京都立横網町公園(墨田区)で開かれた。実行委員会の宮川泰彦委員長は「過ちを繰り返させてはいけない」と語り、韓国伝統舞踊家による「鎮魂の舞」も披露された。  1973年に公園に追悼碑ができ、毎年式典が開かれてきた。2016年までは歴代都知事が追悼文を寄せていたが、小池百合子知事は17年から送付をやめている。先月の記者会見で、都慰霊協会主催の大法要で「全ての犠牲者に慰霊の気持ちを表している」と説明した。  今年は、台風10号の影響で規模を縮小して開催。宮川委員長は、追悼碑建立に市民や都議会、東京都が深く関わったと説明し「都知事は追悼文を送るべきだ。歴史から逃げ回ることは恥ずかしい。語り継ぐことがわれわれの責務だ」と述べた。  また昨年9月1日、参加者の発言がヘイトスピーチ認定される集会を横網町公園で開いた団体が、今年も集会を実施。この問題では、作家ら知識人有志が先月、都に公園利用の制限を求める声明を出していた。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。