大阪・関西万博は、大阪・此花区の夢洲で来年4月から半年間にわたって開催されますが、会場に隣接する場所では、日本で初めてとなるカジノを含むIR=統合型リゾート施設の建設が予定されています。
これについて万博の準備のため来日していたケルケンツェス事務局長はNHKのインタビューに応じ「騒音にほこり、それに、スムーズな来場について隣で工事が行われたら、懸念を抱くのは当然だろう」と述べ、IRの工事に改めて懸念を示しました。
そのうえで「万博は国際的なプロジェクトで世界の目が日本と大阪に向けられている。IR事業は日本と日本経済にとって重要だが、万博開催中はそちらが優先だ」と述べ、来年4月から半年間の万博の開催に悪影響がでないよう求めていることを明らかにしました。
大阪府と大阪市は騒音や景観に配慮する方向で事業者と協議を進めているということで、ケルケンツェス事務局長は「重要性をみんな理解している。遅くても10月までには、何らかの解決法を見いだしたい」と述べました。
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